webクリエイター能力認定試験とウェブデザイン技能検定の違いについて紹介します。
webクリエイター能力認定試験とウェブデザイン技能検定。
WEB関係の仕事を目指している方や、すでに仕事をされている方であれば
1度は聞いた事がある試験かと思います。
ただWEB関係の資格は多く、何を受けていいのかわからない・・・。
そこで、webクリエイター能力認定試験とウェブデザイン技能検定の違いについて紹介します。
webクリエイター能力認定試験とは
そもそも、「webクリエイター能力認定試験」とはどんな試験なのか。
民間資格試験で、サーティファイという企業が主催しています。
実技問題のみのスタンダードと
実技問題と知識問題の2つがあるエキスパートに難易度がわかれています。
実技試験では問題にそってHTMLやCSSを編集し回答データを保存していき、
知識問題は4択の選択問題になっています。
出題内容としてはHTML、CSSの基礎と、
エキスパートであればそれにプラスしてJavaScriptについての知識が必要になります。
受験料は
スタンダードなら5,700円(税込)
エキスパートなら7,300円(税込)。
どちらも受けやすい値段です。
合格率は88.4%(2017年度平均合格率)と、かなり高め。
WEB初心者であれば自身をつけるためにも
受けておいて損はないと思います。
ウェブデザイン技能検定とは
厚生労働省が認定している国家検定。
Webデザイン業界唯一の国家資格となっています。
もし合格すれば、「ウェブデザイン技能士」と名乗れるようになります。
履歴書にも書けるので、就職・転職ではかなり有利になるでしょう。
ランクは1級〜3級までの3段階。
どれもマーク方式の筆記試験と、実技試験があり
インターネット全般の知識や、HTML、CSSのコーディングもするので
WEBにおける幅広い知識が必要になります。
受験資格が結構厳しく、受けようと思っている方はしっかりとチェックしておいた方が良いと思います。
3級はWEB制作などに従事している人、もしくはしようとしている人。
2級は2年以上の実務経験、大卒、3級の合格者などのいずれかにあてはまる人。
1級は条件によって実務年数は様々ですが、実務経験は必須になります。
合格率は3級でも約55%と低め。
階級が上がって行くにつれ合格率はどんどん低くなっていきます。
3級は初心者でも受けられますが、
2級、1級は難易度高めなのでWEB系の仕事で色々経験してきた方が有利になります。
webクリエイター能力認定試験とウェブデザイン技能検定の違い
試験内容について理解が深まった所で、2つの試験の違いは何でしょう?
細かく言ってしまうと数が多すぎるので、重要なものだけ挙げていきます。
1.民間資格試験か、国家資格か。
webクリエイター能力認定試験は民間資格試験。
ウェブデザイン技能検定は国家資格で合格すれば「ウェブデザイン技能士」と認定されます。
2.難易度
合格率からもわかるように、webクリエイター能力認定試験の方が初心者向けです。
興味があって勉強をはじめたという方は、進んで受けることをおすすめします。
ウェブデザイン技能検定は実際に就業されている方や
フリーランスとして活動されている方は合格しやすいと思います。
3.受験資格
webクリエイター能力認定試験は受験資格は特になく、全ての人が受験可能です。
ウェブデザイン技能検定は受験資格が階級が上がって行くにつれ厳しくなります。
以上3点が大きな違いです。
国家資格である「ウェブデザイン技能検定」はかなり魅力的ですが
それだけハードルが高い試験になります。
webクリエイター能力認定試験とウェブデザイン技能検定の違い-まとめ
きっとこの記事を読んでいる方はWEB業界を目指している、
もしくは業界に従事している方でしょう。
詳細の試験内容は各公式HPに記載されているので、良く読んでから
自分に合う試験を選ぶことが重要です。
問題集も本屋に行けば売っているので、一度解いてみるのも良いかもしれません。
どちらの試験を受けるにしろ、事前の準備は怠らずに全力で挑む事が大事です。